Entries from 2024-04-01 to 1 month

「だいぶ情緒不安定ですよ

「だいぶ情緒不安定ですよ。私も一言言われました。今の妻を裏切る真似したら一生口ききませんって。」 「伊藤君にもそんな事言ったの?」 男への信用もないと言っていた事も伝えた。でもそれは三津が酷く傷付けられたのを思い出したからで,その傷は癒えたので…

「あー……起きれた……。良かった……。」

「あー……起きれた……。良かった……。」 あれだけ呑んでよく起きれたと自分を褒めてやりながら,どうにか布団から脱出を試みる。真冬の早朝は寒すぎる。 『甘えるな三津……。セツさんに迷惑かけたお詫びも兼ねて働くんや……。』 黙って飛び出したのにまた受け入れて…

それだけ本気だったにも関わらずこの結

それだけ本気だったにも関わらずこの結末。本人はすでに飄々としてるがその本心は如何に。 「俺は三津さんが可哀想で。向こうで結婚伝えた時一瞬気を失ったんですよね。」 赤禰はそれが容易に想像できた。赤禰でも報告を受けた時に一瞬目の前が真っ白になって…

三津の顔を見るなり開口一番にそう

三津の顔を見るなり開口一番にそう叫んだ高杉に三津はげんなりした顔をした。 「止めて!松子は嫌っ!」 高杉はゲラゲラ笑って松子と連呼して三津を指差した。山縣も遠慮すんなよ松子とからかい,赤禰は笑わないように堪えているが口元を手で隠して肩を震わせ…

「これも三津さんの幸せの為です

「これも三津さんの幸せの為です。どう?三津さん赤禰さんにドキドキする?したらそれは恋やで。」 「えっ嘘めっちゃドキドキしてます!恋ですか!?」 三津も両手を左胸に当てて混乱している。まんまと乗せられている。 「文ちゃん嘘教えなや!」 赤禰が参加して…

「謝るなら三津さんに謝り。

「謝るなら三津さんに謝り。多分悪いのは自分って絶対高杉さんを責めたりせんけぇ。」 「分かった謝ってくるわ。」 文にそう言われすぐ様出て行こうとする高杉を待て待て待てと全員で引き止めた。 「お前本当に馬鹿やな。せっかく二人きりになっちょるんやけぇ邪…